mmaresuke’s blog

コロナに罹患し、療養施設に入所した体験などを書いています。

コロナからの職場復帰

退所した時点で職場復帰は可能となります。ただ、それはあくまでも神奈川県の見解。実際に職場復帰の時期を判断するのは職場です。

水曜日に退所した旨職場に連絡をすると、とりあえず今週一杯は自宅で療養するようにと指示がありました。

コロナに罹患したせいで、三日間職場は閉鎖となり、担当業務は他の方がしてくれたり、感染の不安を招いたなど職場には迷惑をかけたため職場復帰にあたりっては謝罪しなければという思いと、罪悪感が強くなりました。

ただ、どう謝罪して良いのか、お菓子を持っていったとしても感染者からのお菓子など食べたくないのではないか、色々悩みました。

職場復帰当日、悩み後ろめたい気持ちで一杯でしたが、何より謝罪しなければという思いだけで出社しました。ただ、出社すると拍子抜けするほど何もありませんでした。悪い言い方すれば、皆さん無関心という状態。課長にだけは謝罪できましたが、部長以上やフロアの方への謝罪などは一切不要、むしろ禁止されました。職場の見解としては、誰でも感染する危険性があること、感染=謝罪する前例を作りたくないとの判断のようでした。

職場の見解は理解できますし、ありがたいことですが、私にとっては逆に非常に辛いことでした。理屈と現実は違うからです。

罹患により迷惑をかけた事実があり、謝罪したいのに、謝罪さえできない、許されないのは実に苦しいことです。迷惑かけたのに挨拶もない、礼儀知らずだと思われても仕方がないと思います。それに耐えなければなりません。理屈のみで、自然と湧いてくる謝罪の気持ちを封じられてしまう、許されないのというのも逆に負担でしかありません。勿論、謝罪したから許されるというものではありませんが、心苦しさをずっと背負い続けさせられることになります。この苦しみは今も続いています。。

もしくは感染した私と会うことは感染の危険性するかもしれないから関わりたくないのか、会社にとって無価値、厄介者だから会う必要がない、無関心なのか、本心がわからないので色々考え、苦しんでいます。

感染したことを謝らなくてよい、という理由は良くわかります。ただ、一言の謝罪自体も出来ない、許されないというのは、ある意味で自然に湧いてくる感情を殺せと命令されているのに等しいように思います。謝罪して済む問題ではありませんが、かといって必要以上の配慮や理屈のみの整理は、却って不自然で、感染した者を苦しめる、悩ませ続けることになるのを理解していただきたいと思います。

コロナに罹り、療養施設を退所した今も嗅覚は戻っていませんが、それと同じくらい謝罪したい気持ちを理屈で封殺されたことは私を苦しめています。。